2018年 07月 12日
2018年夏、南チロル山歩き(その1) |
準備編+往路
2018年の私の仕事の夏休みは先にアップした「Etape du Tour(7月8日)」の週末から2週間。
エタップから一旦帰って残りの期間から天気の良さそうな1週間ほどを山歩き旅行、ということまではしばらく前に決めていました。行き先と細かい日程は天気にも左右されるので、エタップから帰ってからゆっくり考えようと。ただ、南チロルをなんとなく考えてはいました。
「南チロル」と言ってもあまりポピュラーじゃないかもしれませんね。今はイタリアの北東部の山沿いの「ボルツァーノ自治州」となっている地域。第1次大戦以前はオーストリア領で、地名などはドイツ語。今でもドイツ語は公用語のひとつで、統計によると約70%の人たちが家庭内ではドイツ語を話しているそうです。若い人たちの間ではイタリア語が第一言語となりつつあるようですが。
2018年の私の仕事の夏休みは先にアップした「Etape du Tour(7月8日)」の週末から2週間。
エタップから一旦帰って残りの期間から天気の良さそうな1週間ほどを山歩き旅行、ということまではしばらく前に決めていました。行き先と細かい日程は天気にも左右されるので、エタップから帰ってからゆっくり考えようと。ただ、南チロルをなんとなく考えてはいました。
「南チロル」と言ってもあまりポピュラーじゃないかもしれませんね。今はイタリアの北東部の山沿いの「ボルツァーノ自治州」となっている地域。第1次大戦以前はオーストリア領で、地名などはドイツ語。今でもドイツ語は公用語のひとつで、統計によると約70%の人たちが家庭内ではドイツ語を話しているそうです。若い人たちの間ではイタリア語が第一言語となりつつあるようですが。
今回山歩きした3箇所を地図上に記しました。もう一箇所、注釈無しのマークは2015年に行ったチロル側です。実は国境稜線を挟んですぐソコだったと、この地図を見て気がつきました。
月曜日にエタップから帰ってきて天気予報をみると、第2週の天気がよろしくありません。というかその週末からすでにいまいちの模様。火曜日の昼間に地図とガイドブックの買出しに行き、だいたいの行き先を決めて、南チロルのSuldenというスキー&山岳リゾートに宿を予約。過去数年の経験で「やっぱりアパートが便利だよね」と、アパートを。まだ他の準備が何も出来ていないので水曜日中に現地到着は無理だと判断して木曜日の夜から4泊を取りました。
けれども天気予報の様子がますます怪しく、これは何としても木曜日の朝から山歩きしたいよねということで、水曜日の午前中になんとか準備を終え、到着が遅くても大丈夫そうなところのホテルを押さえて昼過ぎに出発。なんとか飯屋が開いている時間に現地に着きました。
けれども天気予報の様子がますます怪しく、これは何としても木曜日の朝から山歩きしたいよねということで、水曜日の午前中になんとか準備を終え、到着が遅くても大丈夫そうなところのホテルを押さえて昼過ぎに出発。なんとか飯屋が開いている時間に現地に着きました。
一泊目の宿を取ったのは、旧街道沿いのMalsという小さな街です。なんでココにしたかというと、実は去年、山歩きのあとのプチ旅行で泊まったのがこの街で、夜遅くまでやっていて美味しいピザ屋があることを覚えていたからです。これ、我が家にはとっても重要でして。
7月12日(木)、晴れ
泊まった街道沿いのホテルの窓からあ氷河をまとった山が見えます。もっと早起きすればモルゲンロートの山が見られたなぁ。。。
車道終点はMelagoという集落(1916m)、歩き始めは10時25分。5万分の一のハイキング地図は持っていますが、入山口に貼ってある2.5万分の一の地図の方が精密なのでスマホに撮っておきました。あとでもコレが結構役に立ちまして。
この地図の真ん中やや右上にNocken (3006m)という山があります。沢を離れてからが破線ではなくて点線、これは「山慣れした人向き」の印ですが、地形的にさほど厳しくもなさそうなので、これを第一目標としました。
沢沿いの道がWeisskugel小屋へ向かうメインルート、斜面を登るこちらの道はバリエーションという感じで道幅は狭いですが、でもよく踏まれて明瞭です。
沢沿いの道がWeisskugel小屋へ向かうメインルート、斜面を登るこちらの道はバリエーションという感じで道幅は狭いですが、でもよく踏まれて明瞭です。
展望の良い道を2時間ほど歩くと、Nockenやその奥の峠に向かう沢沿いの道と、小屋へ向かうトラバース道の分岐。(2354m)
Nockenの頂上に向かう山容は穏やかで、難しいところも無さそうなので予定通りNocken方面へ。
しばらく沢沿いの道を進んだあと、Nockenへ向かう道が分かれます。地図ではここから先が「点線」ですが、その先もペンキ標識はしっかりあって、道もそれなりに踏まれていて不安はありません。景色の良い斜面を登り続け、、、
しばらく沢沿いの道を進んだあと、Nockenへ向かう道が分かれます。地図ではここから先が「点線」ですが、その先もペンキ標識はしっかりあって、道もそれなりに踏まれていて不安はありません。景色の良い斜面を登り続け、、、
14時05分、Nochen山頂(3006m)到着。
すぐ後にもっと高い山が控えているとはいえ、ここも一応独立ピーク。そういうところに登るのは嬉しいものです。
いい天気なのでたっぷり休憩した後、帰路へ。Weisskugel小屋への分岐までは登ってきた道をひたすらそのまま下ります。
いい天気なのでたっぷり休憩した後、帰路へ。Weisskugel小屋への分岐までは登ってきた道をひたすらそのまま下ります。
小屋への分岐のすぐあとに、村へ降りる道も2通りに分かれます。来た道は斜面の斜めに通る最短ルート、もう一つは村の直上までトラバースするルート。天気もよいことなので、少し遠回りですが後者を選択。
けれども見える景色はほとんど同じ、道の状態は来た道ほど歩きやすくもなく、しいて言えばあまり意味のない遠回りでした。
17時24分、入山口に帰着。
17時24分、入山口に帰着。
さて今晩から4泊はホテルではなく休暇用アパートです。晩ごはんは外で食べるつもりですが、翌日の朝と昼分の食料を確保しないといけません。そもそも、朝食時間の制約がないのと昼用のサンドイッチ等の準備に便利だからという理由でアパートにしたわけでもありますし。
同時に山奥のスキー場なんかのお店は18時くらいで閉まって「ビールがない!」となった記憶も新しいです。なので早速GoogleMapで「Supermarket」で検索して、、、昨晩泊まったMalsの街のスーパーは19時までやってることを確認して向かいました。ここの写真はありません。
そこから宿泊地のSuldenまではまだ結構ありまして、結局Suldenに着いたのは20時ちょい前。予約したアパートはすぐ分かりましたが、普通の店舗つきマンション風で、アパートの受付はもとよりアパートの名前がついた呼び鈴すらありません。仕方ないので予約メールを取り出して電話。電話に出たおばさん、意外なことにドイツ語あまり得意じゃないようで、英語の方がスムースでした。南の方から移ってきたイタリア語系の方なのでしょうか。
すぐにオーナーらしきおばさんが降りてきて、まずは地下ガレージに車を入れて、部屋へ。一通りの説明のほか、やっているレストランのことやらお店のことやら、とっても親切なおばさんでした。建物は先にも書いたとおり「店舗つき分譲マンション」という感じで、そのうちの1フロアをこのおばさん一家が買い取って、端っこの大きな部屋に自分たちが住んで、他の5~6部屋を休暇アパートとして貸している感じでした。
荷物を入れて、3人順番にシャワーを浴びると21時。飯屋のラストオーダーが心配な時間なので、アパートのすぐ裏の大きなホテルのレストランへ。客の大半はもう食べ終わって寛いでいるところでしたが、厨房はまだ大丈夫でした。「旅先では地元飯」の方針に従って、チロル風のメニューを注文。ワインもここから近いMerano産。
同時に山奥のスキー場なんかのお店は18時くらいで閉まって「ビールがない!」となった記憶も新しいです。なので早速GoogleMapで「Supermarket」で検索して、、、昨晩泊まったMalsの街のスーパーは19時までやってることを確認して向かいました。ここの写真はありません。
そこから宿泊地のSuldenまではまだ結構ありまして、結局Suldenに着いたのは20時ちょい前。予約したアパートはすぐ分かりましたが、普通の店舗つきマンション風で、アパートの受付はもとよりアパートの名前がついた呼び鈴すらありません。仕方ないので予約メールを取り出して電話。電話に出たおばさん、意外なことにドイツ語あまり得意じゃないようで、英語の方がスムースでした。南の方から移ってきたイタリア語系の方なのでしょうか。
すぐにオーナーらしきおばさんが降りてきて、まずは地下ガレージに車を入れて、部屋へ。一通りの説明のほか、やっているレストランのことやらお店のことやら、とっても親切なおばさんでした。建物は先にも書いたとおり「店舗つき分譲マンション」という感じで、そのうちの1フロアをこのおばさん一家が買い取って、端っこの大きな部屋に自分たちが住んで、他の5~6部屋を休暇アパートとして貸している感じでした。
荷物を入れて、3人順番にシャワーを浴びると21時。飯屋のラストオーダーが心配な時間なので、アパートのすぐ裏の大きなホテルのレストランへ。客の大半はもう食べ終わって寛いでいるところでしたが、厨房はまだ大丈夫でした。「旅先では地元飯」の方針に従って、チロル風のメニューを注文。ワインもここから近いMerano産。
アパートのおばさんが「量が多いので3人で2皿で丁度だよ」と言っていましたが、私は大食いなので普通に3品。でも確かにすごい分量で、付け合せの芋は3人とも少し残してしまいました。お味は、、、まあドイツ語圏の山奥としては普通のお味です。(明日はおススメのピザ屋に行こう。。。)
<つづく>
by weingau
| 2018-07-12 23:59
| Reise