2018年 07月 13日
2018年夏、南チロル山歩き(その2) |
7月13日(金) 晴れ
<つづく>
この日はSuldenから直接行けるところへ行くことまでは決めていましたが候補先が複数ありました。最終的には現地に着いて、それぞれの山容を眺めて、、、一番景色良さそうな方面に決めました。
決めた行き先は村の東側、Du"sseldorf小屋の方面。小屋の先、谷を詰めて氷河の基まで歩くか、谷の北側の Tschenglser Hochwand (3375m)を目指すかは、最終的には分岐から見える景色で決めようかなと。
とはいえ、氷河の上は歩けないとすると谷の方は最奥までは届きません。他方の3375mピークに強く惹かれます。ただ、地図上の記号が点線(山慣れた人向け)なうえ、等高線が蜜で傾斜がきつそうなのが気になります。
長い行程になりそうなので使えるものは使おうと、最初はリフトで2300m地点まで。
とはいえ、氷河の上は歩けないとすると谷の方は最奥までは届きません。他方の3375mピークに強く惹かれます。ただ、地図上の記号が点線(山慣れた人向け)なうえ、等高線が蜜で傾斜がきつそうなのが気になります。
長い行程になりそうなので使えるものは使おうと、最初はリフトで2300m地点まで。
歩き始めは9時56分。リフト終点からDu"sseldorf小屋へ向かう道はかなりメジャーなルートと見えて、とってもよく整備されています。岩がゴロゴロのところも、歩くところだけはその岩を上手く並べて階段状になっています。そういえば、穂高岳とか槍ヶ岳周辺の一般ルートはこんな感じだたっけ?
小屋はほぼ最初からずっと見えていますが、なかなか近づきません。結局、小屋到着は11時37分。小屋わきのベンチで昼食大休止。
小屋のすぐ上は湿原風のいい感じ。
その先も道はしっかりしていますが、岩ゴロゴロのところは小屋の下のようには整備されてはいなくて、まあ普通に歩きにくい山道です。
3375mのピークへの分岐に着いたのは12時58分。ここから道はガレっぽい沢を詰めます。
少し行ったところに写真のルート図。赤線が直登する岩登りルート、黒線が一般ルート。
一般ルートの方も結構厳しそうに見えますが、3375mのピークの誘惑に勝てず、「ヤバそうだったらそこで諦めて引き返そう」ということでピークへ向かいます。怖くなる程の傾斜ではありませんが、土と砂利の斜面は足元がいまいち不安で、あまり気持ちよくありません。ウチには足元ちょっと怪しい人もいるので、今にして思えば別の方に行くのが正解だったかな。。。
でもその時点ではとりあえず危なげなく歩いているので、結局どんどん進み、沢を登りきって尾根上に出たところで休憩。
でもその時点ではとりあえず危なげなく歩いているので、結局どんどん進み、沢を登りきって尾根上に出たところで休憩。
尾根道はしっかりした岩なので歩いていても安心感があります。頂上の十字架もだんだん近づいてきて、これは行けるかなという気分になりかけましたが、結構大変な場所もあったりして時間がかかります。天気はずっと大丈夫そうですが。。。
頂上がかなり近くなったところに鎖場。実際には鎖じゃなくて太っといステンレスワイヤが固定されています。こういうところの方が登るのは却って簡単なので登り切りました。登り切りましたが、、、
頂上がかなり近くなったところに鎖場。実際には鎖じゃなくて太っといステンレスワイヤが固定されています。こういうところの方が登るのは却って簡単なので登り切りました。登り切りましたが、、、
目の前にもっとイヤらしい岩場があります。時間も遅いし、この岩場は登れたとしても下るのが大変そう。頂上まで標高差ほんの数十mのところですが、諦めて引き返すことにしました。時刻は15時04分。
で、鎖場を下り始めたところで、、、あ、そうだった、少年は鎖場の下りが大の苦手なのだった。。。(登りはわりと平気)
まずは少年に上で待っていてもらい、カミさんに足場を指示しながら鎖場を下りて、そのあと少年にも同じように足場を指示しながら下りました。
この鎖場の下りで思いのほか時間がかかり、15時29分。
慌てると危ないし、天気は大丈夫なので、ゆっくり下ります。
慌てると危ないし、天気は大丈夫なので、ゆっくり下ります。
ガレ気味の沢の下りも心配と言えば心配でしたが、先ほどの鎖場の下りに比べると二人とも平然。良かった。。。
沢を下りきって、ようやく広いところに出たのは17時。あとは何の心配もない道です。まだまだ長いけど。お腹が空いたので大休止。ここで行動食もほぼ食べ尽くしました。まあ小屋も近いし。。。
ひたすら下り、、、
17時55分、Du"sseldirf小屋到着。
普通だったら泊まる時間でしょうし、天気も良いので泊まってしまいたい気持ちたっぷりでしたが、シーツも着替えも持っていないので下まで降ります。その前に腹ごしらえ。
普通だったら泊まる時間でしょうし、天気も良いので泊まってしまいたい気持ちたっぷりでしたが、シーツも着替えも持っていないので下まで降ります。その前に腹ごしらえ。
ここはまだ2700m、村は1900m。ひたすら下り続け、、、
到着は19時56分でした。
宿のおばさんおススメのピザ屋が通り道にあったのでテーブル予約。
宿のおばさんおススメのピザ屋が通り道にあったのでテーブル予約。
宿でそそくさとシャワー浴びて、ピザ屋へ。
ピザの写真は家族どアップといっしょなのでこちらで失礼。
<つづく>
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by weingau
| 2018-07-13 20:25
| Reise