2007年 10月 03日
カンタータ礼拝 |
この前の日曜日は「カンターター礼拝」、今回もブクステフ-デです。
邦題は何というのか調べようと思ってネット検索したら、「ブクステフーデ簡易作品表」なる個人WEBが一発でヒットしました。便利になったというか、人間退化するというか。
本日の礼拝では、まず最初の賛美歌に続いて「ミサ・ブレヴィス(Missa brevis)BuxWV.114」より、Kyrie。
そして聖書朗読の次に、カンタータ「来たれと天使に告げて言え(Befiehl dem Engel, dass er komm)」BuxWV.10。
当日入り口で配っていたプログラム(?)です。
そういえば、今回も前回と同じポジティーフオルガンが出てきました。練習はずっと普通のピッチかつ実音でしたが、本番は415くらいのピッチ。弦楽器の人たちはチューニングにちょっと手間取っていましたが、私自身は思ったほど気になりませんでした。まあ、その程度の音感なんですね。
ブクステフーデという名前、バッハが「若いときにリューベックまで彼のオルガンを聴きにいった話」が、レコードの解説や旅行ガイドブックなどで書かれているので知ってはいましたが、前からウチにあったのはLP時分に買ったオルガン曲集1枚ぽっきり。まあ、オルガン弾き・聴き以外の人にとってはマイナーな方の作曲家ではないかと思いますが、なにぶん今年は没後300年。オルガンコンサートはもとより、日本のアマチュア合唱団の演奏会などでもよく取り上げられているようです。
今回のカンタータ礼拝は、Gemeindehaus(教会教区の事務所とでも言えるでしょうか)の2階に設けられた「Kirchsaal」にて。ここ、全然教会っぽくない建物で鐘もありませんが、屋根には目立たないながら十字架があって、ちゃんと毎週ここでも礼拝が行われているようです。ちなみにこのGemeindehausの一角が幼稚園になっていて、我が家の小坊主がかつて3年間通ったところですが、このKirchsaalに私が足を踏み入れたのは、その小坊主の小学校入学式の朝の「Schulanfangottesdienst」一回きりでした。(我が家はキリスト者ではないので)
さて今日のカンタータ礼拝、意外というと怒られそうですが、結構な数の会衆(聴衆?)でした。ざっと100人くらいはいたでしょうか。普段の礼拝でもこんなに一杯きているのか、普段教会に行かない私にはわかりません。しかしもう一つ「意外」だったのは、合唱団メンバー以外の人達も結構きちんと賛美歌歌っていたことです。私なんか、五線のすぐ下に歌詞がかかれた1番でも結構あやしく、五線と歌詞が離れ離れの2番以降はロクに歌えません。
最後に、その日の祭壇の写真。
写真じゃよくわかりませんが、結構見事なブドウだとか、化け物みたいな立派なジャガイモだとかが供えて(っていうのかな、キリスト教でも)ありました。
帰りがけに外の掲示板を見て納得。その日は「収穫感謝祭」の礼拝でもありました。
明日はドイツ再統一記念日で休日。週の中日なので、月・火か木・金の2日間休みを取る人も多いです。我が家は今週はカレンダー通りで、そのかわり来週、学校の秋休みにあわせてお休みをいただきます。
by weingau
| 2007-10-03 08:56
| Musik