2011年 07月 28日
夏休み(その1) |
我が家の夏休みはどこかで山歩きというのが長年のパターンです。ヨーロッパアルプスの超有名なところはだいたい一通り行ったので、今年はどこへ行こうか少し悩んでいましたが、休暇2週間前に衝動的にひらめきました。「ノルウェーの山に行ってみようか?」
手元の日本語ガイドブックは「ヨーロッパアルプス」なので北欧の記事はありません。ネットで検索したら、旅行記の類と旅行会社の宣伝記事がそれなりにヒット。これらの情報を元に地域を絞り、地図を「各種地図専門」の通販で買って、ガイドブックはFFMの本屋でドイツ語版を買いました。
行き先は北欧最高峰の「ガルホピッゲン」(Galdhopiggen 2469m) をメインに据えることにして、その足元の山小屋兼山岳ホテルとでもいう感じのところ(Spiterstulen)でシャワーつきの部屋を5泊予約。中4日あれば2日くらいは天気の良い日も有るだろうと気楽に考えたのですが、宿を予約した直後に長期天気予報を見たら4日間全滅。日程を2、3日ずらしても天気は変りそうにないのと、宿の人のメールにあった「長期天気予報はよく外れるから」との言葉に期待をかけて、予定通りの日程で出かけました。
FFMからこの山ホテルまで約1900キロ。ヒコーキも考えましたが、荷物のことを考えると億劫で、結局車で。当然1日では辿り着かず、片道2日が丸々移動に消えます。
こちら、その山小屋兼山岳ホテルの全景。
山歩き第1日は、朝のうちは曇、午後から雨との予報ですが、見ていると大勢の人がガルホピッゲンに向かうので我々も。ですが、途中で雨脚と風が強くなり、8合目とでもいうか、標高2200mくらいのところで断念。本降りになる前は結構写真も取りましたが、ほとんど家族記念写真ばかりなので省略。
第2日は結構良い天気ですが、さすがに2日続けて同じところへ行く気にはならず、宿から見てガルホピッゲンの反対側のグリッターティント(Glittertind 2452m)という山へ。最高峰じゃないせいか、道行く人の数は前日の1/10以下か。
山ホテルから1時間ちょっと登ると氷河跡の高原状の所に出て、前日登り損ねたガルホピッゲンがl綺麗に見えます。なんで今日にしなかったのか悔やまれますが、「ガルホピッゲンに登ったらガルホピッゲンが見えないよね」と痩せ我慢。
途中で何度か橋のない川を渡ります。ルートの目印に従って歩くと、よくできたもので、川幅が広がって飛び石伝いに難なく渡れるところに出ます。でも増水すると靴を濡らさずに渡るのは難しいかも。
高原状のところを1時間ほど歩くと、グリッターティントへの急な登りが始まります。危ないようなところではありませんが、岩がゴロゴロで歩きにくくてペースが落ちます。前日に比べると登山者の数はずっと少なく、この日会ったのは全部足しても20人くらいでしょうか。そのうちの一人にお願いして記念写真を。
グリッターティントへ向かうコースはちょっと長めで、カミさんと中坊主のペースが落ちて時間切れっぽい感じ。19時までに宿に戻らないとメシ抜きになりかねません。最後に私だけでも頂上まで行ってみようかと、ちょっとだけ頑張りましたが、頂上直下の雪田が前日の雨と冷え込みでカリカリに凍っていたので諦めました。その直前から雲が出て雪も降ってきたところだったので、無理して頂上に拘ることもないし、と。
少し引き返して家族と合流したときにはちょっとした吹雪でしたが、少し下ると雨になり、1時間もしないうちに天気は回復しました。左奥、頂上だけ雲に隠れているのがグリッターティントです。
途中吹雪になって、かつ中坊主の歩くペースが落ちたときには、晩飯時刻までに帰れないかも、と焦りましたが、天気が回復して食べるもの食べたら中坊主のペースも回復して、無事晩飯時刻に間に合いました。
結局、この日が4日間で一番気持ちいい日だったかな。
続きはまた。
手元の日本語ガイドブックは「ヨーロッパアルプス」なので北欧の記事はありません。ネットで検索したら、旅行記の類と旅行会社の宣伝記事がそれなりにヒット。これらの情報を元に地域を絞り、地図を「各種地図専門」の通販で買って、ガイドブックはFFMの本屋でドイツ語版を買いました。
行き先は北欧最高峰の「ガルホピッゲン」(Galdhopiggen 2469m) をメインに据えることにして、その足元の山小屋兼山岳ホテルとでもいう感じのところ(Spiterstulen)でシャワーつきの部屋を5泊予約。中4日あれば2日くらいは天気の良い日も有るだろうと気楽に考えたのですが、宿を予約した直後に長期天気予報を見たら4日間全滅。日程を2、3日ずらしても天気は変りそうにないのと、宿の人のメールにあった「長期天気予報はよく外れるから」との言葉に期待をかけて、予定通りの日程で出かけました。
FFMからこの山ホテルまで約1900キロ。ヒコーキも考えましたが、荷物のことを考えると億劫で、結局車で。当然1日では辿り着かず、片道2日が丸々移動に消えます。
こちら、その山小屋兼山岳ホテルの全景。
山歩き第1日は、朝のうちは曇、午後から雨との予報ですが、見ていると大勢の人がガルホピッゲンに向かうので我々も。ですが、途中で雨脚と風が強くなり、8合目とでもいうか、標高2200mくらいのところで断念。本降りになる前は結構写真も取りましたが、ほとんど家族記念写真ばかりなので省略。
第2日は結構良い天気ですが、さすがに2日続けて同じところへ行く気にはならず、宿から見てガルホピッゲンの反対側のグリッターティント(Glittertind 2452m)という山へ。最高峰じゃないせいか、道行く人の数は前日の1/10以下か。
山ホテルから1時間ちょっと登ると氷河跡の高原状の所に出て、前日登り損ねたガルホピッゲンがl綺麗に見えます。なんで今日にしなかったのか悔やまれますが、「ガルホピッゲンに登ったらガルホピッゲンが見えないよね」と痩せ我慢。
途中で何度か橋のない川を渡ります。ルートの目印に従って歩くと、よくできたもので、川幅が広がって飛び石伝いに難なく渡れるところに出ます。でも増水すると靴を濡らさずに渡るのは難しいかも。
高原状のところを1時間ほど歩くと、グリッターティントへの急な登りが始まります。危ないようなところではありませんが、岩がゴロゴロで歩きにくくてペースが落ちます。前日に比べると登山者の数はずっと少なく、この日会ったのは全部足しても20人くらいでしょうか。そのうちの一人にお願いして記念写真を。
グリッターティントへ向かうコースはちょっと長めで、カミさんと中坊主のペースが落ちて時間切れっぽい感じ。19時までに宿に戻らないとメシ抜きになりかねません。最後に私だけでも頂上まで行ってみようかと、ちょっとだけ頑張りましたが、頂上直下の雪田が前日の雨と冷え込みでカリカリに凍っていたので諦めました。その直前から雲が出て雪も降ってきたところだったので、無理して頂上に拘ることもないし、と。
少し引き返して家族と合流したときにはちょっとした吹雪でしたが、少し下ると雨になり、1時間もしないうちに天気は回復しました。左奥、頂上だけ雲に隠れているのがグリッターティントです。
途中吹雪になって、かつ中坊主の歩くペースが落ちたときには、晩飯時刻までに帰れないかも、と焦りましたが、天気が回復して食べるもの食べたら中坊主のペースも回復して、無事晩飯時刻に間に合いました。
結局、この日が4日間で一番気持ちいい日だったかな。
続きはまた。
by weingau
| 2011-07-28 07:15
| Reise