2010年 11月 19日
弦楽トリオのコンサート@ドレスデン |
古くからザクセン王国の首都であったドレスデン、有名なオペラや教会合唱団があったりして、クラシック音楽関係もなかなか充実した街だということになっています。
そんな街に、かれこれ5年ほど仕事で入り浸っているのですが、そのわりにオペラは1回しか行ったことがないし、コンサートもオルガン以外はあまり聞きに行っていないという、勿体無いことをしてきました。
今日はたまたま早い時間に仕事場を後にしたので、最初は買い物(どうせ自転車グッズです)にでも行こうかと思いましたが、ふと気が変わり、とりあえずホテルに戻ってパソコンつけて、「本日のコンサート」を調べました。
そのうちの一つが、有名な州立オペラ劇場で歌劇場オケ奏者による弦楽トリオのコンサート。しかも入場料が8.5ユーロだと! 曲目は、最初の2曲は聞いたことない曲ですが、メインはこれまた有名なモーツアルトの弦楽三重奏によるディベルティメント。これは行かなくっちゃ、と。
普段は着飾った中高年と、これまたきちんとした身なりの観光客以外はあまり見かけないオペラ劇場ですが、「オペラ座で1000円で本物のコンサートが見られる」ためか、普段の客層とはだいぶ違う感じの人たちも多く
、普段着の私も気兼ねなく入っていけます。
戦災で焼け落ちて再建したものではありますが、内装なんかも極力再現したようで、それはそれは華麗な雰囲気です。(なので普段は小汚い格好では近寄りがたい。)
入ってみれば、普段とちょっと違う感じの客も結構いますが、大半は普段通り、着飾った中高年でした。(ウン十年先のクラシック音楽市場はどうなるのかなぁ)
曲目はこんな感じです。
Ludwig van Beethoven
Streichtrio c-Moll op. 9 Nr. 3
Ernst Naumann
Streichtrio D-Dur op. 12
Wolfgang Amadeus Mozart
Divertimento für Streichtrio Es-Dur KV 563
ベートーベンの三重奏、存在は知っていてもレコード・CD・楽譜は持っておらず、初めて聴く曲のはずです。とは言え、調性はハ短調で、ベートーベン以外の何物でもあり得ないことが最初の数秒で判る曲、とも言えそう。「気難しい曲」を聴きたくて来たわけじゃないお客さんにはちょっと重い感じの曲でもありましたが、私自身は十分楽しみました。
2曲目の「Ernst Naumann」は、名前を聞くのも初めて。曲を聴いても、どの時代の人なのかイマイチよく判りませんでしたが、わりとリラックスして聞ける曲。
3曲目のモーツァルトは昔からお気に入りの曲で、CDは多分100回以上聴いています。三重奏にありがちなパターン通り、各パートもソリスト的パッセージが続出するので、私なんかには冗談で弾くにも全然手が出ません。でもその昔、アマオケ合宿のお遊び初見大会で弾いた記憶があるような無いような。
そんな感じで、ある意味「耳タコ」の曲ですが、とにかく自分が好きな曲でかつ演奏も良かったので、私はずっと聞き惚れていました。
でも、前2曲も決して短い曲じゃなく、その上でのこの曲、普通のお客さんたちにはちょっと長かったようで、客席にはちょっと疲れた感じも漂っていました。演奏者には申し訳ないけど。
アンコール、「バッハ、、、」というのだけが聞こえ、一体何を演るのかなと思えば、ちょっと意外。「ゴルトベルク変奏曲」の主題のアリアの、弦楽三重奏編曲でした。普段CDで聞くチェンバロに比べ、各声部がとっても判りやすく聞こえ、「目から鱗」の気分でもありました。
アリアだけなら譜面づらは弾けそうだから楽譜買ってみようかな、と一瞬思ったところで、ウチにも身の回りにもチェロ弾きが居ないことを思い出しました。だいたい自分だって、ヴィオラ触るのは年に1回1時間くらいだし。でもリコーダー三重奏なら、とりあえず楽器も奏者も家庭内で間に合います。もし覚えていたら、こんど楽譜探してみよっと。
コンサートの後、遅い夕食を終えてホテルへ帰る途中、マルクト広場の脇を通ったら、もうクリスマスツリーが立っていて、クリマル小屋も大方揃っていました。そう、来週半ばにはもうクリマルが始まるはず。
そんな街に、かれこれ5年ほど仕事で入り浸っているのですが、そのわりにオペラは1回しか行ったことがないし、コンサートもオルガン以外はあまり聞きに行っていないという、勿体無いことをしてきました。
今日はたまたま早い時間に仕事場を後にしたので、最初は買い物(どうせ自転車グッズです)にでも行こうかと思いましたが、ふと気が変わり、とりあえずホテルに戻ってパソコンつけて、「本日のコンサート」を調べました。
そのうちの一つが、有名な州立オペラ劇場で歌劇場オケ奏者による弦楽トリオのコンサート。しかも入場料が8.5ユーロだと! 曲目は、最初の2曲は聞いたことない曲ですが、メインはこれまた有名なモーツアルトの弦楽三重奏によるディベルティメント。これは行かなくっちゃ、と。
普段は着飾った中高年と、これまたきちんとした身なりの観光客以外はあまり見かけないオペラ劇場ですが、「オペラ座で1000円で本物のコンサートが見られる」ためか、普段の客層とはだいぶ違う感じの人たちも多く
、普段着の私も気兼ねなく入っていけます。
戦災で焼け落ちて再建したものではありますが、内装なんかも極力再現したようで、それはそれは華麗な雰囲気です。(なので普段は小汚い格好では近寄りがたい。)
入ってみれば、普段とちょっと違う感じの客も結構いますが、大半は普段通り、着飾った中高年でした。(ウン十年先のクラシック音楽市場はどうなるのかなぁ)
曲目はこんな感じです。
Ludwig van Beethoven
Streichtrio c-Moll op. 9 Nr. 3
Ernst Naumann
Streichtrio D-Dur op. 12
Wolfgang Amadeus Mozart
Divertimento für Streichtrio Es-Dur KV 563
ベートーベンの三重奏、存在は知っていてもレコード・CD・楽譜は持っておらず、初めて聴く曲のはずです。とは言え、調性はハ短調で、ベートーベン以外の何物でもあり得ないことが最初の数秒で判る曲、とも言えそう。「気難しい曲」を聴きたくて来たわけじゃないお客さんにはちょっと重い感じの曲でもありましたが、私自身は十分楽しみました。
2曲目の「Ernst Naumann」は、名前を聞くのも初めて。曲を聴いても、どの時代の人なのかイマイチよく判りませんでしたが、わりとリラックスして聞ける曲。
3曲目のモーツァルトは昔からお気に入りの曲で、CDは多分100回以上聴いています。三重奏にありがちなパターン通り、各パートもソリスト的パッセージが続出するので、私なんかには冗談で弾くにも全然手が出ません。でもその昔、アマオケ合宿のお遊び初見大会で弾いた記憶があるような無いような。
そんな感じで、ある意味「耳タコ」の曲ですが、とにかく自分が好きな曲でかつ演奏も良かったので、私はずっと聞き惚れていました。
でも、前2曲も決して短い曲じゃなく、その上でのこの曲、普通のお客さんたちにはちょっと長かったようで、客席にはちょっと疲れた感じも漂っていました。演奏者には申し訳ないけど。
アンコール、「バッハ、、、」というのだけが聞こえ、一体何を演るのかなと思えば、ちょっと意外。「ゴルトベルク変奏曲」の主題のアリアの、弦楽三重奏編曲でした。普段CDで聞くチェンバロに比べ、各声部がとっても判りやすく聞こえ、「目から鱗」の気分でもありました。
アリアだけなら譜面づらは弾けそうだから楽譜買ってみようかな、と一瞬思ったところで、ウチにも身の回りにもチェロ弾きが居ないことを思い出しました。だいたい自分だって、ヴィオラ触るのは年に1回1時間くらいだし。でもリコーダー三重奏なら、とりあえず楽器も奏者も家庭内で間に合います。もし覚えていたら、こんど楽譜探してみよっと。
コンサートの後、遅い夕食を終えてホテルへ帰る途中、マルクト広場の脇を通ったら、もうクリスマスツリーが立っていて、クリマル小屋も大方揃っていました。そう、来週半ばにはもうクリマルが始まるはず。
by weingau
| 2010-11-19 09:04
| Musik